mild seven



「ふふっ、お疲れ様!」
笑顔でパイプ椅子に座ると
みしっと音がしてなんだか嫌な気分になった。



部活で一番最後まで残って練習する牛尾を
部室でじっと待っている獅子川。
そして部室に立ち込める煙。
獅子川の匂いにくらっと来る。

「ねぇ、君の隣に移動してもいいかい?」
承諾を得る前に椅子を持って隣に移動した。
思いっきり近くに座るが、獅子川は文句も言わない。



「煙、行ッくぞ」
「ん。」
獅子川の口から吐き出される煙は風の向きに合わせ
牛尾へと運ばれる。
たまに目が合うとふっと息を顔にかけられる。

「えへへ、幸せ。」
「んッ?」
「君の横に居られるだけで幸せ。」
「・・・変な奴。」
クスクスと獅子川も笑みをこぼす。
学校にばれない様持ち込んだ携帯灰皿に灰を落とす。
「見つかったらまた停学だよ?」
「おッう、わかってらぁ」
「判ってない!!」
獅子川の腿に自分の腿を寄せる。
ぬくもりが伝わるのが判った。


「君は何も判ってない。君が停学の間、僕は・・・ッ」


獅子川の肩に頭を乗せた。
せめて今だけでも・・・。


「近くに居られて、幸せ。」
「・・・。」
「ずっと、近くに居られたらいいのに。」
「あぁ・・・。」






獅子川はそっと牛尾の肩を引き寄せた。






【あとがき】
獅子牛です。
獅子川君、煙草吸っちゃってますよ。
不味い?
不味いアルヨ!!!!!!

予定ではmild sevenの6を吸ってる予定なんです。
全然関係ないけど。
獅子川君には煙草が似合うと思うんですわ。







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