土曜の朝。
清清しい青空を眺めながら朝の透き通った空気を
胸いっぱいに吸い込みながら歩く。

こういうときに何か歌を歌いたいのだが、
そういうときに限って歌が思いつかない。
歌を歌いたいと思った。
なんて歌詞の歌があったような気もする。
メロディは思い出せないけれど。


僕は、何かに歌を付けようとする。
あれ?日本語が変か。
例えば、そう、誰かと一緒に居るときとか。
その時は近くで流れていた音楽がその時の歌とし
て、僕の記憶に残る。
歌を聴けば薄っすらだけど、そのときのことを思い出す。
テーマソングみたいな感じ?



そんな阿呆なことを考えながら着いた先は彼の家。
早朝(といっても8時)から邪魔をして悪いような気も
するのだけれど。
そして、ポケットから携帯を取り出す。
ワンコール、ツーコール・・・
スリーコールまでですよー。
なんてラジオでやってるけれど僕とは無関係。
でも彼は絶対にスリーコールで

がちゃ

「おはよう、起きてた?」
ドアを開けてくれるんだ。
きっと今、僕の顔は万遍の笑みになっているはず。
だって、嬉しいんだもん!
「起きてた。」
ぼんやりと眠そうな目をしながら僕を招き入れる。
頭には何時もの包帯の代わりにタオルが巻かれている。
そして、彼は何時ものように洗面所に行く。
しゃかしゃかと歯を磨いてる。
「やっぱり今起きたんじゃないか。」
「なんかいったか?」
「なーんにも!」
ぶすっと眠そうな目に嫌そうな表情。
でも本気じゃないでしょ。



よく、君は僕に言うんだ。


「お前は重い」


って。
僕、その言葉で結構傷ついてるよ。
でもね、君の理由を知っているから。
君はいつも一人だろう?
一人の時間がないと君は生きられない。

君は僕と同じで人間関係が難しくて、生きるのが
難しくなっているんだ。
ややこしくて、どろどろしている人間関係を作るよ
り、一人で居たほうが楽。
それなのに僕が入り込んでしまったから。


でも、僕は出来る限り君と一緒に居たい。
やっぱり、君が居ないとさびしいよ。

そう考えるのが君にとって苦痛なのも知ってる。


歯磨きを終えて隣に腰掛ける君を思いっきり抱きしめた。
ねぇ、構ってよ。
君の近くに居たいんだ。


「僕って重い?」


やっぱり僕は三割増し。


【あとがき】

久しぶりの小説アップ。
なのに!!!
こんな阿呆作品でゴメンよ。
許してポー!!!
明日。うん、明日(11/12)こそ頑張るよ。











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